久しぶりの更新になります。
先日、我が群馬県は月夜野へ、リンゴを買いに行ってきました。もう20年からの行きつけの直売の農園です。この時期は、群馬で誕生した“ぐんま名月”が、一番おいしい時期なので。
ここ数年はやはり、いろんな気象の変化や悪天候により、リンゴの育成にも悪影響があったようですが、今年は最悪の年になっているようです。いつもだと、ぐんま名月をはじめ、スリムレッド、シナノスイート、シナノレッド、陽光、紅玉、といったようないろんな品種が売っているのですが、今年はなんと、ぐんま名月だけ、でした。本当にびっくりです。ぐんま名月は黄緑色というか黄色というか、そんな感じの色なのですが、リンゴ屋さんに赤いリンゴが見当たらない、という事態が起きていました。今月末くらいからは、有名なフジが収穫され始めますが、フジの出来も良くないとのことです。
もちろん地域によっては、ちゃんと収穫されているところもあると思いますが、植物にしても、環境の影響を受けて、例年通りとはいかなくなってきていますね。近所でも、夏のひょう害や、熱さや水不足で野菜が育たなかったりといった話はよく聞きます。ちなみにうちの家庭菜園では、トマト・きゅうり・プルーンがダメ、ピーマン・パプリカ・柿は好調でした。
気候変動の影響は動植物にも、人間にも、自然界全体に影響が出ているのがよく分かります。もちろん悪いことばかりではないでしょうけども、これまでの通常や常識が変わるということは、衣食住・健康・精神への新たな問題への対策と、人間自身の適応能力を増すことが求められるでしょう。単純に気候変動で考えると、現状より厳しい寒さや暑さを経験することで、現状に余裕の持てる感覚を養うができます。また、標高の高い低いを行き来することで、気圧の変化に順応できるようになります。
すでに様々な気候変動が起きている中で、さらにそれを超えるような環境を経験することが、自身でできる対策の一つとなってくると思います。もちろん、自身で体の健康状態を確認しつつ、無理をしてはいけませんが。
地球上、北極圏で暮らしている人もいれば、熱帯や灼熱の砂漠で暮らしている人がいる。それぞれの環境に順応したからこそ、その環境で暮らしているわけです。これから本格的な冬を迎えますが、地元の環境よりも厳しい寒さの環境の地に出かけることで、寒さにも強くなれます。寒いから温かいところへ行く、ではなくて、寒いからもっと寒いところへ行こう、ということです。
観光やウインタースポーツを楽しむ等でOK。人間の適応能力は、すごいものが備わっているのですから。